クソ久しぶりに美容室に行ってきました。
先週、くっそ久しぶりに美容室に行ってきました。
前回、美容室に行ったのは、確か7月か8月くらい。
約9ヵ月ほど放置していたことになります。
9ヵ月もたてば、片側ツーブロックのショートカットが、気づけばセミロングに。
カラーは“プリン”状態を通り越して、今流行りのオシャンティなグラデーション状態。
伸ばそうかと思っていましたが(というか結果的に伸びただけ)、なんかもうめんどくさくなったので、結局バッサリとカットしてもらいました。
田舎のネズミですから
ハタチのとき名古屋に引っ越してきたので、今年で約12年になります。
引っ越してきた当初は全く土地勘がなかったので、どのスーパーが安いとか、どこがおいしい・何がおいしいとか、本当に何も知りませんでした。
病院も歯医者も、とりあえず行ってみないとわからない。
見た目に寄らず小心者の私は、とりあえず口コミを検索してそれらを探します。
ちょっとでもマイナスのことが書いてあれば、ビビって行けません。
私は田舎にしか住んだことがなかったので、名古屋すら怖かったのです。
東京なんか、マジでおしっこちびるレベル(その話はまた今度)。
名古屋で初めての美容室
美容室に行くのも怖くて、髪の毛も伸びたまま。
背中の真ん中辺りまで伸びていました。
さすがに暑苦しくなってきたので、意を決して美容室へ行くことを決意。
かなりの店舗数を持つ、某チェーン店を予約しました。
なぜそこにしたのか、理由は覚えていませんが。
くりんくりんの天使ヘアーをオーダー
○ットペッパーの美容室のページを見て、「これだ!」と思うものを切り抜き、予約した美容室へと向かいました。
うん、まさにこんな感じのイメージ。
くりんくりんの、天使ヘアーといった感じでしょうか。
某チェーン店に入り、切り抜きを担当美容師に渡します。
※ちなみにその店は、ジュニア・シニア・トップスタイリストみたいな美容師の格付けがあり、私はとりあえず「トップスタイリスト」の人を指名しました(以下トップと呼びます)。
私がハタチの頃は、今よりも酷いコミュ障でした。
私「こっ、こんな感じに……してもらえると、いいなぁと思います」
トップ「イイ感じじゃないですかぁ~~!こんな感じにしましょ~!」
担当は“トップスタイリスト”ですから
伸びに伸びまくっていたので、少しカットしてからカラー。
この間に、トップ→シャンプー要員→カラー要員と、スタッフはころころと変わっています。
この時点で、緊張しすぎにより私の顔色は相当悪くなっていたと思います。
そしてパーマへ。
ジュニアとトップの二人がかりで、カーラーに私の髪を巻き付けていきます。
この写真よりもさらに細かいカーラーです。
この写真の女性は笑っていますが、私は青ざめて、足は生まれたての子鹿のごとく震えていました。
その時の私の心の内↓
え、ちょっと待って、ホンマに大丈夫?
くりんくりんやのに、そんな細いカーラーでええのんか?
これ、ホンマに大丈夫か?
いやでも“トップスタイリスト”やしな。
素人のウチにはそんなことわからんもんな。
てか今さらそんなこと言えへんしな……。
仕上がりは……
カーラーに髪を巻き終わり、待つこと数十分。
トップ「イイ感じになりましたね~。じゃあシャンプーして流しましょう」
いや、ちょっと待って。
これホンマに大丈夫?
まぁ、乾かしたら“くりんくりんの天使パーマ”になるんやんな?
そうやんな?そうやろ?
はい、結果はこちら↑「彼女はキレイだった」のパク・ソジュンのような髪型になりました。
葉加瀬太郎とでも言いましょうか。
(別に葉加瀬太郎をdisっているのではなく、私にはあまりにも似合ってなかっただけです)
私は完全にパニクって、言葉を失います。
トップ「超イイ感じに仕上がりましたよ~!」
私「は、はは」←力なく笑っています。
頭の中では、
これ完全に葉加瀬太郎やん!!!この台詞を何千回と繰り返していました。
私がおかしいのかもしれない
そんな私に対して、まわりにいる大勢のスタッフが口々に
「とてもよくお似合いですよ~」
「イイ感じになりましたね~」
とか言ってくるんです。
そうなると、私も、自分の感覚がおかしいのかもしれない、とか思い出します。
「なんかおかしい」と思いつつも、美容のプロが「イイ感じ」って言うんだから、私も「イイ感じ」になったんだと思うようになってきました。
帰りの地下鉄の窓にうつった自分を見て、「うん、天使にはならんかったけど、イイ感じになったやん♪」と思っていました。
他人から見た評価
そして帰宅後、当時付き合っていた彼に見せます。
「どう?これ。似合っとる?」って。
そのときの彼の反応↓
「いやそれ葉加瀬太郎やん!!!wwwwwwwwwwwwww」
www←芝刈り機がいるんじゃないか、というくらいに笑われました。
やっぱり、葉加瀬太郎やったんやんか……。
葉加瀬太郎をdisっているのではなく、本当に似合っていなかったのです。
(大事なことなので二回言います)
あのときの美容師の方々が、本気で「イイ感じ」だと言っていたのかどうか。
今となってはわかりません。
「自分」
その後、私はその足で違う美容室へ行き、ストレートパーマをかけました。
同じ店でお直ししてもらう勇気がなかったからです。
その後、腕の良い美容師さんに出会うまでの間、私はしばらく美容室難民となりました。
あのとき、「おかしいな」と思ったときになぜすぐに言えなかったのか。
今でもそうですが、私は言いたいことの100%全てを言えない人間です。
それ違うんじゃない?と思っても、心の中でぐだぐだ言っています。
「これが自分!」という強い芯のようなものを持っていなくて、ただふわふわと漂うだけ。
それじゃあな~、自分を持たなあかんなぁ~と思い、もう6年ぐらい立ちます。
芯のある人間になるには、簡単そうでいて難しい。
ただ、ありがたいことに、今の私の周りには「芯のある人間」が多い。
こういった人達を見習いながら、芯のある人間になりたいなぁと思います。